岡山大学病院 看護研究・教育センター

EBN志向の次世代看護職教育システム 活動報告

2012年10月31日 24年度活動報告

フィジカルアセスメント研修Ⅱを実施しました

7月19日(木)、8月2日(木)、8月16日(木)の3回分けて、フィジカルアセスメント研修Ⅱを実施しました。2年目看護師72名と、フィジカルアセスメントOJTナースとして先輩看護師4名が参加しました。開発中の教育プログラム「フィジカルアセスメント岡大モデル(PAO)」での2年目看護師の目標は以下の通りです。


上記①・②の目標を達成するために、フィジカルアセスメント研修Ⅱでは呼吸・循環に関する講義とシミュレーション演習を行いました。研修の評価は、前後に実施するテストでした。
研修前に、まずは現時点での知識を確認するべく、異常呼吸音聴取等の小テストを行いました。テスト後には「フィジカルアセスメントとは」「呼吸に関するフィジカルアセスメント」「循環に関するフィジカルアセスメント」の講義を行い、1年次に受講したフィジカルアセスメントⅠの研修で学んだ内容も振返りました。



 講義後、シミュレーション演習に移る前にSafety Netについて説明をしました。Safety Netとは不安定な患者に対して、悪化を予防する「安全の網(Safety Net)」を指し、以下の4点になります。
①人を呼ぶ
②輸液ラインを確保する
③モニターをつける
④酸素投与を行う


Safety Netの説明後は、いよいよシミュレーションです。
8グループに分かれ、1事例20分(2グループで交代、1グループにつき約10分)ずつ、4つの事例の演習を行いました。
まずは患者の情報(年齢、性別、場面設定など)を確認し、その後、フィジカルアセスメントモデル・フィジコやALSシミュレーターを患者に見立て、その緊急度や重症度に合わせてSafety Netを活用しつつ、身体面の変化や異常をアセスメントしました。「息苦しい」と訴える患者に問診を行い、原因が分からないまま行き詰ってしまうグループもありましたが、聴取した呼吸音などから原因を導き出したグループもありました。



シミュレーションの様子はビデオで撮影し、シミュレーション後にPF-NOTEを用いて事例を振返りました。シミュレーション中の対応のどこが良かったか、悪かったかをクリッカーで評価したり、事例に関するアンケートに回答したり、受講者は楽しく振返ることができました。



この研修にはフィジカルアセスメントOJTナースも参加しました。演習の様子を見学したり、研修前後のテストを一緒に解答したりすることで、自分自身の知識を振り返ったり、臨床現場でのOJTのヒントを得る機会となりました。

岡山大学病院 看護研究・教育センター

〒700-8558 岡山市北区鹿田町 2-5-1(岡山大学病院内 中央診療棟5F) TEL:086-235-7808